2010年5月17日月曜日

ルーツ を読んで 2

 自分が知らないことがたくさんある。
 学校の社会、歴史上のアメリカは、コロンブスの新大陸発見から、南北戦争、独立宣言、そして、ペリーの黒船と、世界史、さらには日本史に、華々しく、強大な国家として出てくる。
 しかし、そこまでの過程で、原住民族インディアンや黒人奴隷、プランテーションなどについては、教科書にさらっと言葉が出てくるだけで、その現実や因果関係については、習わなかったし、知ろうともしてこなかった。
 学校で習うのは、あまりにも部分的で、連続性や他の教科とのつながりがなく、考えることを無にしている。学び知ることの面白さというか、いろんな社会や世界がどこかでつながっていて、ちょっとほじくると、どんどん広がっていくような感覚を気付かせるだけでも必要だと思う。
 ルーツは、ある意味、アメリカをアフリカ側からみた、負の歴史であり、アフリカの文化・文明に光を与えている小説だと思う。

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