2010年5月31日月曜日

ルーツ を読んで 6

 アフリカ各地から生きながらえ、辿り着いたアメリカ。逃げ出すことができない、苛酷で悲惨な奴隷としての人生が、何代にも続くことになる。
 自由、言葉、権利、信条、アフリカの文化のすべてを奪われ、棄てられ、押し付けられる。自分の名前さえも捨て去られ、勝手に付けられる。
 クンカ・キンテも、奴隷として荒野の農園に売られ、何度も逃げようと試みるが、捕まり、結局は銃で撃たれ、足を斬られてしまう。逃げられたとしても、到底、故郷のジュフレ村には帰ることが叶わない立場を受け入れざるを得ない。
 そうしたなかでも生きていく術を模索し、身につけていくしかない。
 コトバを失うということは、他とのコミュニケーションの大きなものを失うだけではなく、自分の思考、アタマとココロを失うことになると思う。

クルム伊達 全仏2回戦

 やはり1回戦の疲労と足のコンディションがよくなかったみたいで、ランク107位の相手に完敗でした。
 残念ですが、リタイアせずに最後までコートにいるところがすごいと思う。トップランカーと互角に戦えるところまで来ている。
 全英ウィンブルドンでも、「チャレンジ」を期待しています。

2010年5月26日水曜日

クルム伊達 全仏勝ちました

 シングル1回戦、2008年・2009年全仏準優勝者で、2009年に世界ランク1位を経験している、第9シード(9位)のディナラ・サフィナ(ロシア:24歳)に勝ちました。すごい!
 2年前の37歳から本格的にプロを再開して、昨年から4大大会にもチャレンジしてきたけど、トップ50には、スピードとスタミナでなかなか勝てなかった。
 最近では足のけいれんなどもあって、無理はできなかっただろうけど、39歳7ヵ月(世界ランク72位)でのチャレンジは、前向きに楽しんでいる。

2010年5月24日月曜日

猿島


 横須賀・三笠桟橋から連絡船で10分たらずの「猿島」。大人往復1,200円です。
 猿島があることは知っていたけど、初めて行ってみました。
 不思議な空間というか、対岸に横須賀のまちを見ながら海水浴場があったり、結構、緑豊かで鳥のさえずりも聞こえるなど、ある意味、非日常的な感覚になる。砲台や爆薬庫等の旧軍施設、苔むしたレンガ積みのトンネルなど、「ラピュタ」を一瞬イメージしてしまった。
 猿島では、バーベキューのレンタルもしているので、ちょっと探検気分で遊びに行くのもいいかもしれない。期待はしていなかったが、やっぱり海は汚かった。

2010年5月22日土曜日

ヨコスカ


 「ハニービー」で、ヨコスカ・ネービー・バーガーを食べました。
 厚みのある、しっかりとしたパテ(赤身が多く、脂ぎってなく、パサパサしていない)で美味しかった。チリライスは、夏の暑い日でも、さらっと食べられるかもしれない。

2010年5月21日金曜日

ルーツ を読んで 5

 1巻の後半からは、読むのがつらい。悲しく惨たらしい、残酷な奴隷の状況を知ることになる。
 いきなり暴行を受け、捕まり、手枷、足枷を付けられ、無茶苦茶までに鞭を打たれ、そのまま船に乗せられ、暗く不衛生な船倉に、何一つの自由がなく、かなり大勢の、そして、いろいろな部族、言葉が異なる部族の黒人たち(容姿も違えば、村の数だけ言葉がある)が詰め込まれて、何十日間も、想像を絶する恐怖と劣悪な環境にさらされる。
 肉体も精神も極限なんてものではないだろう。無理矢理、自由と尊厳を奪われ、愛する家族と故郷からも引き離され、暴行を受け、侮辱され、その憤りと怒りをぶつけることもできず、未来はなく、次の一刻先も見えず、生きていること自体が理にかなわなくなってしまう。
 こうした黒人狩りが、アフリカの各地で行われ、また、アジア大平洋地域、ラテンアメリカでも、植民地化が進められたことを思うと、やるせないし、無知な自分も恥ずかしい。

2010年5月20日木曜日

ルーツ を読んで 4

 アフリカには行ったことはない。だから、これまでテレビで見た、現代のアフリカしかイメージできない。
 「ルーツ」の1巻前半は、著者の先祖にあたる主人公の「クンカ・キンテ」が、18世紀のアフリカ・ガンビアにあるジュフレ村での幼少から青年時代を描いている。
 アフリカのイメージには乏しい自分ではあるが、それを補ってくれるアフリカの様々な生活文化の細かい描写によって、世界観をつくり出し、その世界に引き込まれてしまった。
 自分が、まるでジュフレ村にいるかのように。自分の知らないアフリカが、とても新鮮であり、クンカ・キンテと一緒に冒険していた。
 クンカ・キンテが、白人と黒人の裏切り者に捕まり、奴隷となるまでは…。

2010年5月19日水曜日

ルーツ を読んで 3

 「ルーツ」は、1巻・2巻とあって、どちらも400ページくらい。表紙も厚くて、ずっしりと重い。ページも上下2段組で、読みごたえがあるというか、読み終わるまで時間がかかった。
 でも、最後まで読ませる、内容の濃さと、著者のヘンリーが上手なのかもしれないが、訳者の安岡章太郎もすごいのかもしれない。調べてみたら、芥川賞作家でした。
 本をこれまで読んでこなかった。だから、有名な小説もほとんど読んでいない。
 そんななかでも、「ハリー・ポッター」著:J・K・ローリングと、「獣の奏者」著:上橋菜穂子は、ファンタジー小説として、世界観と物語がしっかりしていると思う。「ハリー・ポッター」は、映画化されてからは読んでいないが、逆に、「獣の奏者」は、NHKで「獣の奏者 エリン」としてアニメ化されたものを見て、原作を読んだ。
 「ルーツ」は、ピューリツァー賞を受賞し、テレビドラマ化もされている。ドラマは見ていないので分からないが、たぶん、見ないでおいた方がよいかと思っている。

2010年5月17日月曜日

ルーツ を読んで 2

 自分が知らないことがたくさんある。
 学校の社会、歴史上のアメリカは、コロンブスの新大陸発見から、南北戦争、独立宣言、そして、ペリーの黒船と、世界史、さらには日本史に、華々しく、強大な国家として出てくる。
 しかし、そこまでの過程で、原住民族インディアンや黒人奴隷、プランテーションなどについては、教科書にさらっと言葉が出てくるだけで、その現実や因果関係については、習わなかったし、知ろうともしてこなかった。
 学校で習うのは、あまりにも部分的で、連続性や他の教科とのつながりがなく、考えることを無にしている。学び知ることの面白さというか、いろんな社会や世界がどこかでつながっていて、ちょっとほじくると、どんどん広がっていくような感覚を気付かせるだけでも必要だと思う。
 ルーツは、ある意味、アメリカをアフリカ側からみた、負の歴史であり、アフリカの文化・文明に光を与えている小説だと思う。

2010年5月16日日曜日

行田のゼリーフライ


 衣のないコロッケ。
 長ネギが入っていて、それがまた美味しかった。
 あと、フライと焼きそばのミックス。
 焼きそばの上に、お好み焼き風のフライが乗っかってくるかと思いきや、半月状のフライの内側に焼きそばが挟んであって、これまた、美味しかった。
 フライも、もっちり、うまかった。

ルーツ を読んで 1

 だいぶ前に、アメリカ黒人たちが、自分のルーツ、先祖というか、自分が一体どこから来た、何者かを知るために、家系を調べるサービス会社への依頼が増えている話をテレビで見た。
 そのあと、アフリカの復興をとらえたNHK番組では、ガンビアに、アメリカ黒人たちが、自分のルーツを求めてやって来ていて、それが地元の観光と、人種・民族間紛争の問題解決に向けた取り組みになっているような話だったと思う。
 アフリカに住む人達が、アメリカなど西洋国によって奴隷とされた。その黒人狩りを手助けしていたアフリカ人、裏切り者もいた。
 アメリカ黒人のルーツの一端には、そうした過去がある。

2010年5月10日月曜日

最近読んでいる本

 ここ最近で読んだのは、アレックス・ヘンリーの「ルーツ」と、サミュエル・ハンチントンの「文明の衝突と21世紀の日本」、マンガだけど、白土三平の「カムイ伝」豪華愛蔵版3巻まで、それと「北欧の地方分権改革」、「10歳からの民主主義レッスン」といったところです。

2010年5月7日金曜日

携帯電話から投稿できるかな?

でも、携帯電話からの使い方の説明がよくわからん。
マニュアルとか普通の本でもそうだけど、外国語を日本語に変換するのではなくて、普通の日本語に訳してくれ。

ブログはじめてみようかと

いろんな機能やアプリがついたブログがあるけど、シンプルなやつがいいので、Googleのbolggerを使ってみようかと思います。