トーベ・ヤンソン著(訳)の「ムーミン谷の彗星」と「たのしいムーミン一家」を読んでみたが、難解な文章、過激な表現が多くて、なかなか読みづらかった。
フィンランドの文化や自然、ムーミン谷の様子が描写されているが、ムーミントロールをはじめ、登場するキャラクターがそれぞれ自分勝手にみえる言動をするので、話の途中は、とっちらかった状態。話の最初と最後はいい感じにまとまっているんだけど。
と思って、娘との会話を考えてみたら、子どもの会話自体がとっちらかっていて、ムーミンと同じ感じ。そう考えれば、ムーミンの不思議な世界やキャラクターが、妖精の世界、子どもの世界なのかもしれない。
そんななかでも、スナフキンは冷静、クールで、詩的、音楽と旅を愛する、かっこいい存在である。