2001年に渋谷の東急文化会館にあった「五島プラネタリウム」が閉館してしまいましたが、昨年11月に、渋谷区文化総合センター大和田(複合施設)がオープンして、その中に「コスモプラネタリウム渋谷」ができました。
建物内には、旧五島プラネタリウムから渋谷区に寄贈された投影機が展示されていました。
「コスモプラネタリウム渋谷」では、全天周映画「HAYABUSA-BACK TO THE EARTH 帰還編」が上映されています。この日(成人の日)は各回満席で、事前に(夜の回でも昼過ぎには)現地でチケット購入が必要なほどでした。
小惑星イトカワ探査機「はやぶさ」は、全国各地でカプセルの一般公開が行われるなど、昨年かなり話題になっていましたが、普段のニュースで見る程度で、その内容はあまり知らなかった方なので、ちょうどよかったかも。
この映画は、2台のプロジェクターを使って、ドーム型天井にCGを映し出すもので、上映時間は50分。娘が最後まで飽きずに見られるだろうかと心配しましたが、「はやぶさ」が頑張って地球に戻ってきて、採取したサンプルを入れたカプセルを放した後、探査機本体がそれを見送るように、その役目を終えて大気圏で燃えて無くなってしまうシーンを泣きながら見ていました。
「はやぶさ」は、2003年に地球から打ち上げられ、太陽系小惑星「イトカワ」のサンプルを採取して、再び地球に戻ってくるというミッション。当初は4年計画だったようですが、故障や破損、通信途絶といったトラブルを乗り越えて、昨年6月、7年をかけたミッションを成し遂げて帰還しました。
「はやぶさ」は、地球の軌道からスイングバイ(重力アシスト)を利用してイトカワの軌道に乗り、500m×300mほどの大きさの小惑星に着陸することだけでもスゴいことだと思う。
さらに偉いことは、着陸する時に障害物を検知して緊急的に上昇した影響で機体が壊れながらも、自律制御で再度イトカワへの着陸を試みるところや、通信が途絶えてしまった時もイトカワから離れずに辛抱して、燃料がなくなり機体がボロボロになりながらも地球に戻ってきた。
映像から、多くの関係者が「はやぶさ」を我が子同然のように思っていることが伝わってきたし、たしかに「はやぶさ」はよく頑張ったものだと感動しました。
地球があるから、私たち生物が棲んでいて、その地球や太陽系も宇宙のちりが集まって、長い時をかけて出来ていると思うと、宇宙や科学は果てしない・・・。
「コスモプラネタリウム渋谷」での映写機を使ったプログラムは、今月下旬になるようなので、また来たいと思います。
また、品川区五反田文化センター(西五反田)にもプラネタリウムが昨年オープンしたので行ってみたいです。
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